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気になる栄養成分

気になる栄養成分

話題の栄養成分! これって何だろう???
 オリゴ糖 キシリトール ビフィズス菌 クエン酸
 タウリン ポリフェノール カテキン 大豆サポニン
 レシチン ムチン ゴマリグナン コラーゲン
 キチンキトサン アリシン カプサイシン リコピン
 β-クリプトキサンチン カフェイン ナットウキナーゼ
 Uーフコイダン 新甘味料 DHA EPA 
ユビデカレノン エルゴステリン イノシトール
 オクタコサール トレハロース





 オリゴ糖 

オリゴ糖とは 糖質の一種で 単糖類と多糖類の中間の構成分子数を持つ(3~6個)ものをいいます。(少糖)

オリゴ糖が注目されるのは 人間の消化酵素では消化されずに分解されることなく大腸まで行き 腸内細菌によって分解がおこなわれるものがあり それらは「ビフィスズ菌」の栄養となって ビフィズス菌を増殖させ 腸内の環境を良くし癌などの予防に役立つ働きをするものがあるからです。
また 僅かですが食物繊維と同じような働きもするので 血中コレステロールの低下作用も期待されます。

甘さは 砂糖の約1/10ほどしかないのでブドウ糖・果糖・麦芽糖などと混合して加工食品に使用されています。

商品化して利用されているものでは フラクトオリゴ糖・イソマルトオリゴ糖・大豆オリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・乳果オリゴ糖・キシロオリゴ糖・ゲンチオオリゴ糖・マルトオリゴ糖・環状オリゴ糖などがあります。


フラクトオリゴ糖・・・蔗糖に1~3個の果糖が結合した物。
消化酵素で分解されずにくいスめ 低カロリー甘味料として利用されています。
玉葱・ゴボウにも含まれます。

イソマルトオリゴ糖・・・蜂蜜・味噌・醤油に含まれるオリゴ糖の一種。非発酵性糖とも言われます。
ビフィズス菌の増殖作用があり 甘みの外に旨味成分を持ち 防腐性によって食品の保存性を高める効果もあります。 

大豆オリゴ糖・・・大豆から作られるオリゴ糖。大豆蛋白質の副産物から作られます。
エネルギーは蔗糖の1/2で少ない量でもビフィズス菌の増殖作用があります。

ガラクトオリゴ糖・・・乳糖をアルカリ処理して作られたオリゴ糖。
ビフィズス菌の増殖をし 下痢や便秘の改善をし腸内環境をよくする働きをします。蛋白質の消化吸収促進作用もあります。

主使用食品 テーブルシュガー・清涼飲料水・キャンディー・ビスケット・プリン・ヨーグルト
(天然の食品では 母乳に多く玉葱やゴボウにも含まれる)
摂りすぎ おなかがゆるくなる


 キシリトール 

虫歯予防で 最近注目を浴びている甘味料で 糖アルコールの一種です。
自然食品ではトウモロコシや樺に含まれる糖分です。

商業的には 白樺や樫などの樹木から採れるキシラン・セミロースから作られます。
甘さは 砂糖とほぼ同じくらいで さわやかな甘さを呈します。
ミュータンス菌が歯に残った糖を分解し強い酸をつくり虫歯を作るのですが キシリトールを使うと 酸の生成ができず虫歯になりにくいと言われています。


主使用食品 ガム・歯磨き粉(食品としては苺にも含まれる)



 ビフィズス菌 

ビフィズス菌は 人間の腸内に住む乳酸菌です。

ビフィズス菌は 大腸の中で 大腸菌などの腐敗菌や病原微生物の増殖を抑え有害物質の生成を防ぐ働きをします。
腸内の障害を防ぎ 腸内環境を整える以外にも 免疫力を強め癌の予防に効果があります。

またビフィズス菌は 腸内でビタミンB1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸などの合成をしたり 腸内で栄養成分が吸収を良くできる環境を作ったり 老化を防止するなどの効果が期待されています。


主使用食品 ヨーグルト・乳酸菌飲料



 クエン酸 

有機酸の一種で 柑橘類に多い酸味成分です。

体に摂取された食べ物を効率よくエネルギーに変える働きをします。
食べ物は吸収されてから ブドウ糖に変換され酵素やビタミン(特にB群)酢によって酸化されエネルギーになりますが この過程でクエン酸をはじめとする8種類の酢に変化し またクエン酸に戻るという過程でエネルギーを作り(これをクエン酸サイクルと呼ぶ)老廃物を燃やします。

クエン酸は 体内ではこの過程に重要な成分です。
そのため クエン酸があれば 体内のブドウ糖を完全燃焼させることができ 疲労の原因となる乳酸をため込むことがないため 疲労回復や肩こり・筋肉痛の予防に役立ちます。

また 健康な人の体液は弱アルカリ性を保っていますが ブドウ糖が体内にたまり乳酸が増えると 体液は酸性に傾きます。
クエン酸は クエン酸サイクルの働きを順調に働かせ 体液を弱アルカリ性に保つ上で一役かっています。 


含有食品 米酢・リンゴ酢・果物(特にみかんなど酸味の多い果物類)



 タウリン 

タウリンはアミノ酸の一種で 魚介類・特に貝類・イカ・タコ・魚の血合いに多く含まれます。

高血圧予防・コレステロールの低下・心臓機能の強化などに効果がある成分です。
タウリンには 交感神経抑制作用があり そのために高血圧が原因で起こる脳卒中・心臓病の予防に効果的を発揮します。

タウリンは 肝臓で胆汁酸分泌を促し肝細胞の再生をさせる働きもあります。
胆汁酸には コレステロールを排泄させる働きもあり 体内のコレステロールを減らします。 


含有食品 サザエ・とこぶし・ホタテ貝・マグロ(血合い)・たこ・ずわい蟹・やりイカ・あさり・サバ(血合い)



 ポリフェノール 

赤ワインブームによって 注目されている成分のひとつで ブドウの皮の部分に含まれるので ワインでは皮を使用する赤ワインに多く含まれます。
悪玉コレステロール(LDL-C)の酸化活性を防ぎ 動脈硬化の予防をすることで注目されています。

ポリフェノールは 植物が光合成を行うときにできる赤や紫・緑や黄色などの色素成分の総称で アントシアニン・フラボノイド・タンニン・リグナンなど非常にたくさんの種類があり 赤ワイン以外にも 緑茶やウーロン茶・紅茶・ココア・チョコレート・春菊・ブロッコリー・玉葱・大豆などにも含まれます。

制癌作用・抗腫瘍作用・抗酸化作用・抗菌作用・血中コレステロール抑制作用が期待されていると言われています。


 カテキン 

緑茶の渋味成分です。
煎茶・番茶・ほうじ茶・玄米茶・玉露・茎茶は緑茶でカテキンを含有しています。

カテキンは 癌予防や癌の転移防止に効果があることで注目されています。
また コレステロールや中性脂肪を低下させる効果もあると言われています。

緑茶は 煎じて飲むことが通常ですが 葉を食べるとカテキンは100g中に10~18gも含まれ カテキンだけではなく食物繊維・ビタミンE・蛋白質・クロロフィルも摂ることができます。


 大豆サポニン 

大豆サポニンは 体内で脂質の過酸化を抑制し代謝の促進に働きます。
それによって 血中脂質を低下させ 高脂血症・動脈硬化を予防します。 また 最近アルコールを飲まない人でも高脂肪食によって肝障害が増えていますが 大豆サポニンによって過酸化脂質を抑制し大豆蛋白によって傷ついた肝細胞の再生をする働きをして肝臓を守ってくれます。

それ以外にも ブドウ糖が脂肪に変化して脂肪細胞に蓄積することを防ぐなど 肥満の予防にもなっています。


含有食品 大豆・大豆製品



 レシチン 

卵黄・大豆・酵母・カビ類などに含まれる リン脂質です。

細胞膜や生体膜・神経組織の構成成分として重要な働きをしています。

乳化性があり 血液中のコレステロールを肝臓に運びコレステロールが血管壁に沈着する事を防ぐ働きがあります。


 ムチン 

胃液・唾液・卵白などに含まれる糖と蛋白質の複合体からなるヌルヌルした粘性の物質で 粘膜を潤し粘膜の損傷を防ぐ働きがあります。
ペプシンと呼ばれる消化酵素から胃壁を守ったり 抗ウィルスの生理作用があります。

また 一緒に食べた蛋白質の消化吸収を高める働きもあります。


含有食品 納豆・オクラ・やま芋・里芋



 ゴマリグナン 

ゴマの油脂の中に 約1%ほど含まれるセサミンやセサミノールと呼ばれるゴマ特有の抗酸化物質です。

癌や老化の原因となる 過酸化脂質の生成を抑え 体内の活性酸素を減らしてくれる働きをします。

また ゴマリグナンは 体内でビタミンEなどの不安定な物質の働きを保護する効果もあります。

ゴマには ゴマリグナン以外にも ビタミンE・リノール酸・食物繊維・鉄分・カルシウムが含まれ 栄養価の高い食品と言えます。

ビタミンE・リノール酸はゴマリグナンと一緒に 動脈硬化の原因となるLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)が体内に出来るのを防いだり 中性脂肪を減らす働きをして 高脂血症を予防してくれます。


 コラーゲン 

動物の体の結合組織に多く含まれる蛋白質の一種です。
熱を加えると凝固し食物繊維の仲間でもあります。

体の形成や機能の正常化に不可欠な物質で 繊維芽細胞や軟骨細胞など特殊な細胞でしかつくられない物質です。
化粧品などに動物の結合組織から抽出されたコラーゲンが使われています。

皮膚の組織は 水分以外の70%がコラーゲンで 細胞と細胞を繋ぎ 酸素や栄養を補給し老廃物を取り除く働きをしています。
不足すると 皮膚のみずみずしさがなくなり老化が進みます。

また 骨の組織にカルシウムが付くのを助けたり 関節の軟骨部の潤滑油の働きをしているので 骨粗鬆症や関節炎の予防となります。
その外にも 眼にもコラーゲンがあり 目の健康の維持や 癌の予防の効果もあると言われています。

ビタミンCと鉄を一緒に摂ると コラーゲンを体内で作りやすくなります。


含有食品 ゼラチン・魚や肉の煮汁



 キチンキトサン 

キチン・キトサンは蟹の殻を原料に作られる 動物性の食物繊維です。
体の 自然治癒力を高める働きがあることで注目されています。 

期待される効果としては 他の食物繊維と同じように 便秘の解消・有害成分の排泄という働きをはじめとして 癌・糖尿病・高脂血症・高血圧・肝臓病・腎臓病・アレルギー性疾患・リウマチ・腰痛・骨粗鬆症・更年期障害などに対する予防効果があります。


 アリシン 

にんにく・ネギ・玉葱・にらに含まれる硫化アリルの一種です。
アリインにアリイリナーゼという酵素が作用して作られる物質で 抗菌作用があります。

糖質を効率よくエネルギーに変えるためには ビタミンB1が必要ですが アリシンは この働きをさらに促進します。

ビタミンB1と結合すると「アリチアミン」を作り これはビタミンB1分解酵素の作用を受けず 脂溶性でビタミンB1よりも体内に吸収されやすい性質を持ちます。


含有食品 にんにく・玉葱・ニラ・ネギ



 カプサイシン 

唐辛子の種の付近に多く含まれる 辛み成分です。

カプサイシンは体内に入ると エネルギー代謝を盛んにして 体脂肪の分解を進める働きがあるため 肥満の予防に効果があります。
食べたあと 運動時のように体が熱くなったり汗がでたりするのはこのためです。

血行を促進するので 冷え性や肩こりの解消にも効果があります。

胃液の分泌を促して 消化を助けたり 胃液を調節して胃潰瘍を治すことを助けたりもします。


 リコピン 

トマトに含まれる赤い色素に含まれる成分で カロチンの一種です。

カロチンは 最近ではβ-カロチンが有名ですが β-カロチン以外でも フコキサンチン リコピン β-クリプトキサンチンなど がん予防の効果を発揮するカロチンがあることが解ってきています。

中でもリコピンは βーカロチンの二倍の抗酸化作用を示し トマトに含まれるビタミンCやクエン酸などと協力して癌や動脈硬化の予防に強い働きをします。

β-カロチンは 体内でビタミンAに変化するのですが リコピンはそのままの形で癌の予防に役立ちます。


含有食品 トマト・スイカ



 β-クリプトキサンチン 

国産の温州みかんに含まれる成分で 1995年5月に京都府立医科大学の西野教授らの研究グループによって 「国産の温州みかんに発ガン物質抑制効果の高い成分」として発表されました。
これはカロチンの仲間で 色素成分です。

マウス実験では 皮膚ガンの発生を予防する働きが認められ β-カロチンに比べ約5倍の働きがあるとされています。

温州みかん1個に 1~2mg含まれ 輸入のオレンジの約100倍の含有量とされています。

一日1~2個を食べると癌予防効果が期待されると言われます。

みかんには この成分以外にもビタミンCやクエン酸も豊富に含まれています。
また袋や筋には ビタミンPと呼ばれるヘスピリジンが含まれ 食物繊維と共に便秘の予防をはじめ 生活習慣病の予防のためにも効果があります。


 カフェイン 

茶葉・コーヒー・コーラなどに含まれる苦みのある成分です。

脳や筋肉を刺激して 興奮状態をおこしたり 利尿作用や強心剤としても使われます。
カフェィンを摂ってから運動すると 体内の脂肪を燃焼させる働きがあり 肥満の予防に役立ちます。

またカフェインは 消化液の分泌を促して脂肪の分解を早めてくれたりするので 食後のコーヒーは胃のもたれを防いでくれます。

ただし 多量の摂りすぎは有害となることもあり 空腹時にたくさん摂ると 胃腸を刺激しすぎて胃酸過多になったりします。
これを防ぐためには コーヒーにはミルクを入れて飲むことで胃の刺激が和らぎます。


含有食品 コーヒー・茶・コーラ



 ナットウキナーゼ 

納豆に含まれる酵素で 血栓を溶かすことで注目されています。

納豆菌が作り出すネバネバに多く含まれ 納豆特有の物で大豆や豆腐にはふくまれない成分です。
心筋梗塞や脳卒中は血液中に必要以上にできた血栓(血液が凝固して詰まった物)が原因になりますが 納豆にはその血栓を溶かす酵素「ナットウキナーゼ」が含まれていて それらの病気を予防する働きをしてくれます。

市販の納豆(100g)にはナットウキナーゼが 心筋梗塞の発作時に使用されるウロキナーゼの1回分に相当する量が含まれると言われています。
血栓が出来やすいのは 夜中の2時から朝方にかけての時間帯に多く ナットウキナーゼの効力は8時間以上持続するので 夕食時に食べた方が効果が期待されると言われます。

納豆には ナットウキナーゼ以外にも ビタミンE・K・B類や 蛋白質・食物繊維・カルシウム・鉄などたくさんの栄養素を含む優れた食品のひとつです。


 Uーフコイダン 

海苔佃煮の原料となる緑藻類のヒトエグサから抽出される多糖です。
抗潰瘍作用があります。
また癌細胞を死滅させる成分として脚光を浴びています。

それ以外にも 血液の浄化やコレステロール低下作用が期待されています。


含有食品 もずく・のり佃煮



 新甘味料 

砂糖に代わる新しい甘味料で 糖質のものと非糖質のものがあります。


ソルビトール・マルチトール・・・糖類のカルボニル基を還元して作られる糖アルコールです。
ブドウ糖から作られるのがソルビトール麦芽糖から作られるのがマルチトールです。
虫歯菌に利用されにくい糖でもあります。

パラチノース・・・蔗糖と同じでブドウ糖と果糖が結合した物です。
消化吸収されエネルギーになります。

ステビア・・・キク科のステビアの葉から作られる自然天然甘味料です。
蔗糖の100倍から150倍の甘みを持ちます。

サッカリン・・・安息香酸スルファミドという科学物質で蔗糖の500倍の甘みを持ちます。

アスパルテーム・・・アミノ酸からL-アスパラギン酸とL-フェニールアラニンが結合した化学物質で蔗糖の100から200倍の甘みがあります。

ラカンカ・・・羅漢果という植物の果汁で ダイエット食品に利用されたり ノンカロリー甘味料として使われています。

 ユビデカレノン 

医薬品の一種で 心臓の収縮力を高め、息切れや息苦しさなどの症状を改善する働きをします。

ユビデカレノンは食品の中にも含まれます。
これはエネルギーの生産性を高める働きをします
現代に多い低血圧の人にはこの熱を高めエネルギーを作る力が弱っていることも原因のひとつと言われます。
正常値で0.8ナノグラム 


含有食品 イワシ・豚肉・牛肉・鶏肉・ブロッコリー・ニンニク・キャベツ・ナス



 エルゴステリン 

ビタミンDに成る前の前駆物質(プロビタミンD)のひとつで 紫外線に当たることによって体内でとビタミンD(カルシフェロール)に変化します。

カルシウムの働きを助け 骨粗鬆症の予防などで注目されます。


含有食品 乾し椎茸(日光乾燥)などのキノコ・酵母



 イノシトール 

ビタミン様物質で リン脂質の構成物質となるものです。

広い意味ではビタミンB群の仲間として分類されることもあります。
「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれ脂肪肝を防ぐ作用があると言われています。
脂肪の流れをよくすることから 動脈硬化の予防にも働くことや 神経を正常に保つ働きもあるとされています。


含有食品 小麦胚芽・大豆・ピーナツ・オレンジ
スイカ・メロン・グレープフルーツ・キャベツ・トマト・さつまいもなど



 オクタコサール 

植物の葉や 果物の皮のワックス(ロウ)から発見された物質で 耐久力や体力の増進に役立つと言われています。

渡り鳥が長距離を飛べるのは魚からこの物質をとるためと言われます。
ほかに 抗ストレス作用・疲労回復・抗腫瘍作用などが期待されます。


含有食品 小麦胚芽・小麦胚芽油・アルファルファ・リンゴの果皮・ブドウの果皮・サトウキビなど



 トレハロース 

糖の一種で甘さは砂糖の45%ほどです。

水分をつかみこんで 澱粉の老化を防ぎ 食品を長持ちさせる働きがあり 様々な食品に添加され利用されるようになってきています。
食品の色やつやをよくするはたらきもあります。


含有食品 菓子など




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